目に見えない“ホコリ”と戦う。 テクノクリーン株式会社の挑戦
山梨県韮崎市のテクノクリーン株式会社は、クリーンルームで使用される衣類や容器類の精密洗浄を専門に行う企業です。製薬・半導体・再生医療など、微細な汚染を嫌う分野で高い評価を得ています。同社では、Electrolux Professional製のバリア式洗濯機を導入し、一般環境とクリーン環境を完全に分離した洗浄体制を構築。高い清浄度と効率的な作業動線を両立しています。今回は、導入の背景や技術へのこだわりについて、代表取締役社長の若尾様にお話を伺いました。
テクノクリーン株式会社 代表取締役社長 若尾剛
クリーンな環境づくりを支えるプロフェッショナル
当社は、クリーンルーム用衣類・容器を精密洗浄するプロ企業です。製薬、半導体、精密機器、再生医療ラボなどが主要顧客で、医療用洗濯機レベルの衛生基準に対応。持ち込み品から微細なホコリや金属イオンを排除する体制を整えています。
半導体・再生医療で急拡大するニーズ
半導体の微細化や細胞培養の広がりにより、「目に見えない汚染の徹底除去」が必須となり、クリーン洗浄の依頼が急増しています。
バリア式洗濯機×ステンレス×超純水の高純度洗浄
Electrolux Professionalのバリア式洗濯機により、汚染側と清浄側を完全分離。筐体からドラムまでオールステンレスで発塵を防止。
さらに、地下深水を処理して生成した超純水を使用し、一般水道水の「50mプールに耳かき1杯分の不純物」レベルの清浄度で、医療用洗浄基準の洗浄を実現します。
クラス5クリーンルームでの精密洗浄
当社クリーンルームはISOクラス5を維持し、0.5µm以上の微粒子を一般空間の1万分の1以下に管理。バリア式洗濯機による高精度洗浄で、医薬・半導体・再生医療などの厳しい基準に対応しています。
真空包装で“清潔を保ったまま”納品
洗浄後の衣類・容器はTOSEI製真空包装機で個別にパック。内容物に合わせて真空度60〜90%を調整し、輸送時の空気混入や破損を防止。医療現場レベルの衛生状態でお届けします。
ナノ領域で高まるクリーン需要に応える
半導体や再生医療ではクリーン基準がますます高度化。2ナノ加工が進む中、微粒子の除去が品質を決めます。
当社はバリア式洗濯機を中心とした精密洗浄技術で、“見えない汚れを確実に落とす”価値を提供し続けます。