ホテル

トグルホテル水道橋

東京都、千代田区

東京ドームのすぐ裏手、線路沿いの三角形の敷地に建てられたこのホテル。

外観はなんと、黄色とグレーの大胆なバイカラー。 総武線の車体を思わせる配色で、都会の喧騒の中でも一際目を引く存在感があります。敷地の形状を活かした細長いプロポーションもユニーク。

そんなホテルがランドリールームをリニューアルされました。今回はその背景や実際の変化を取材してきました。

トグルホテル水道橋外観

1. ランドリーだって、ホテルの価値を決めるひとつ

“ランドリーって、そんなに注目するもの?”と思う方もいるかもしれません。でも実は、お客様の満足度やスタッフの運営負担に大きく関わる、とっても大事な存在です。

トグルホテル水道橋は、SNS映えするビジュアルや5色から選べる客室カラーなど、遊び心あるデザインで人気のホテルです。その空間のこだわりと居心地の良さに驚かされました。外観の大胆なバイカラー、最上階にあるレセプションとカフェ、そして部屋ごとのツートーンのインテリア。それぞれがゲストの“気分のスイッチ”を自然に切り替えてくれる、そんな魅力を感じました。

トグルホテル水道橋外観
バイカラーのカフェスペース

2. トグルホテルのコンセプト:「on/off, your style」

ホテル名の「トグル(toggle)」は、スイッチを切り替えるという意味。
「仕事とプライベート」「アクティブとリラックス」など、その日の気分に応じて空間を切り替える——それがこのホテルの思想です。

建築とインテリアデザインを担当したのは、KDaのアストリッド・クライン氏とマーク・ダイサム氏。ブランディングやグラフィックは、artless Inc.(川上シュン氏率いる)が手がけており、建築・デザインファンにとっても見逃せない一棟です。
今回のランドリーリニューアルはただ“洗濯する”場所ではなく、ホテルステイの中で“気持ちを切り替える”ような、そんな空間にしたい。トグルホテルのコンセプトである「on/off, your style」にもぴったりでした。

ランドリーを単なるユーティリティスペースにとどめるのではなく、宿泊体験の一部として捉える。そんな考え方からプロジェクトが始まったといいます。

ランドリールーム入口

3. 実はちょっと不安だった、導入までの道のり

とはいえ、導入にあたっては現場ならではの不安もあったそうです。

「前の機種よりも一回り大きいけど、ちゃんと搬入できる?」「設置しても空間が窮屈にならない?」

そんな心配を抱えていたそうですが結果的には設置も仕上がりも想像以上だったそうです。

特に印象的だったのが、「ランドリーっぽくないランドリーにしたい」というホテル側の意向。

実際、内装デザインも景観に溶け込むように工夫されていて、“ここがランドリールーム?”と驚くような、洗練された空間になっていました。

ランドリールーム

4. 設備が変わると、お客様の反応も変わる

リニューアル後、まず変わったのが“お客様からの問い合わせが激減した”という点でした。
以前は、お問い合わせが多かったのは、マニュアルどおりに操作して決済したのに動きださないことでした。その原因として考えられるのが、キャッシュでの決済を前提としていたランドリーに後付けでキャッシュレス決済の端末を取り付けてキャッシュレス決済専用の運用としたことで動作が正しく行われず、お困りになるケースがありました。
その点、wash+ comfortは最初からキャッシュレス決済を前提とされていますので、とてもスマートにご利用いただけています。とてもスマートで、特に海外からのゲストにも安心感を与えているのではないかと感じました。

IMG_7034

5. 洗剤を使わないという選択が喜ばれた理由

 

もうひとつの大きな変化は、“洗剤を使わないランドリー”になったこと。

これは、環境に配慮しているだけでなく、敏感肌の方やお子様連れのお客様にも安心して利用してもらえるという点で、とても好評なのだそうです。実際、ランドリーの横には説明が丁寧に掲示されており、初めての方でも安心して使えるようになっていました。

wash-plusは、無色・無臭のアルカリイオン電解水「wash+ Water」を使用し、洗剤ではなくイオンの力で洗濯する特許技術を持っています。

洗剤を一切使用せずに高い洗浄・消臭力を実現し、合成化学物質も含まれないため、アトピー性皮膚炎や化学物質過敏症など肌が弱い方にも安心してご利用いただけます。すすぎで洗剤を洗い流す必要がないため、節水や汚水軽減で環境にやさしいだけでなく、洗濯時間が短くなるため顧客の”時間の有効活用”を叶える、利便性の高いランドリーです。

持続可能でより良い社会の実現を目指す世界目標「SDGs」の認知度は9割を超え、SDGsへの取り組みは、大企業だけでなく、中小企業にも求められる時代になりました。

また、環境への取り組みは、メディアに取り上げられやすく、ホテルへの注目を集めるきっかけにもなります。

洗濯機ドラムアップ

6. 稼働率と満足度が同時にアップ

トグルホテル水道橋は全84室。現在も高稼働の状況が続いており、東京ドームでのイベントがある際は満室になることも多いそうです。
以前は2台中1台しか動いていない時期もあったそうで、トラブル対応で動きづらかった運用も、今では「2台とも普通に使える」が当たり前になったとのこと。
これまでランドリートラブルにかけていた時間や対応の負担が大幅に減り、すごくラクになりました」という声もいただきました。

ランドリールーム全体

7. SNSが広げるホテルの“体験共有”

「トグルホテル水道橋」は、ただ寝泊まりする場所ではありません。
気分で部屋を選び、色を楽しみ、デザインに浸る。そんな体験ができる唯一無二のホテルで、SNSとの相性も抜群です。
5色から選べる客室は、「推し活」にぴったり。ピンクフロアで写真を撮ったり、友達とお揃いのカラーで宿泊したり——そんな宿泊体験の中で、ランドリールームも自然に撮影スポットとして溶け込んでいます。

バイカラーのホテル通路

ホテルアクセス情報

 

トグルホテル水道橋

東京都千代田区飯田橋3-11-4(JR水道橋駅 徒歩3分、飯田橋駅 徒歩4分)

営業時間:11:00-19:00 *平日・土日祝日共通

URL:https://www.togglehotel.com/suidobashi/

 

株式会社wash-plus(ウォッシュプラス)

住所:千葉県浦安市猫実1-9-5

URL:http://wash-plus.co.jp/

宿泊施設向けランドリー「wash+ Comfort」:https://wash-plus.co.jp/comfort/

文責:大久保

水道橋駅

Contact|お問い合わせ


お電話での問い合わせ

0120-593-381

(受付時間:10:00~12:00 / 13:00~17:00 土・日・祝日休み)

メールでのお問い合わせ希望はこちらから必要事項をご入力ください。

トグルホテル水道橋 2025-05-02T05:45:43+00:00 Electrolux Professional